お電話でのご相談10時~19時
定休日 毎週火、水曜日

03-6240-1085

JINSOブライダルカウンセラー 婚活塾ブログ

2025/12/29

クリスマスとお正月

結婚はすべてが楽しいわけではない。それでも、この時期は心から「結婚して良かった」と思える

 結婚生活は、決して楽しいことばかりではありません。

それでも、年末からお正月にかけては、「結婚して良かった」としみじみ感じる方が多いのではないでしょうか。

クリスマスが近づくと、街のあちらこちらでイルミネーションが輝き、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。

昔のように街で大騒ぎをしながら飲み歩くという時代は終わり、多くのサラリーマンは早めに家へ帰り、家族と静かにクリスマスを過ごす。そんな空気が主流になったように感じます。

 私は60歳の時、諸事情により離婚をしました。

その後の数年間は、正直に言って、とても寂しい時間でした。

「このまま老いて、朽ち果てていくのだろうか」

そんな疑問が心に浮かぶようになりました。

一人で生きていくことはできます。

しかし、普通の人間同士が励まし合い、元気づけ合いながら生きる生活を、私はもう一度手に入れたいと思うようになったのです。

ただし、考えることと実行することは全く別物でした。

60歳から65歳までの間、私は母の介護という「子としての務め」に向き合っていました。

母は私のことを案じ、友人や知人に声をかけて、何とか結婚させようとしてくれました。

しかし現実は厳しく、60歳を過ぎた男性と積極的に結婚しようと考える女性は、決して多くありませんでした。

母に安心してほしいという気持ちはありましたが、具体的な手段もなく、気がつけば母が93歳で亡くなり、私は本当の意味で「一人」になってしまいました。

そこで私は決心しました。

温かい家庭づくりに、もう一度真剣に取り組もうと。

 結婚相談所に足を運び、何も分からないまま入会しました。

正直なところ、入会さえすれば、誰でも簡単に結婚できるものだと、どこかで思っていました。

しかし、現実は違いました。

数か月後、私はその甘さを思い知らされます。

気がつけば67歳。結婚相談所の統計データ上では、結婚できる確率は限りなくゼロに近い年齢でした。

それでも当時の私は、現役のサラリーマンで、収入もあり、健康面にも問題はありませんでした。

お見合いも何度もしましたし、交際に進んだこともありました。

それでも、結婚には至らない。それが現実でした。

諦めずに婚活を続け、3年目。

ようやく、今の妻と出会い、結婚することができました。

多くの方から「奇跡だ」と言われました。

私自身は、強い願いと執念のような気持ちを、神様が少し気の毒に思って助けてくれたのだと思っています。

今のクリスマスは、決して華やかではありません。

それでも、二人でシャンパンで乾杯し、妻の作った料理を囲み、手作りのケーキを食べる。

そこには、何にも代えがたい温かさがあります。

やがて迎えるお正月。

デパートから届くおせち料理と、妻の手料理を食べながら新年を祝う時間は、一人で過ごしていた頃とはまったく違います。

「この先、何か良いことが起こりそうだ」

そんな前向きな気持ちが、自然と湧いてくるのです。

 人が一人で生きる場合と、二人で生きる場合の最大の違いは、

困難が起きても、二人なら乗り越えられるという根拠のない自信と、

喜びを分かち合える不思議な嬉しさが生まれることだと思います。

それが仮に錯覚であったとしても、

その錯覚は、人生を支える大きな味方になります。

私のように、67歳から婚活を始めても、何とかなりました。

 そうであれば、私よりはるかに若い皆さんは、

その何十倍も幸せにたどり着く可能性を持っています。

婚活を始めるのに、早すぎることも、遅すぎることもありません。

始めるべき時は、「今」です。

クリスマスとお正月